欧州連合(EU)において、デジタル製品のセキュリティ基準を定める「欧州サイバーレジリエンス法(CRA)」の施行が目前に迫っています。
この法律は、EU市場で販売されるデジタル要素を含む製品に対して、ライフサイクルを通じたセキュリティ対策を義務付けるものです。
特に製造メーカーにとって大きな懸念事項となっているのが、脆弱性やサイバー攻撃の発生を通知する「報告義務」に関する規定です。
GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社は、この課題を解決するための「欧州CRA第14条(報告義務)直前対策セミナー」を5月18日に開催することを決定しました。
本記事では、セミナーの背景となる欧州CRAの重要性と、本セミナーで得られる具体的な対策情報について詳しく解説します。
欧州サイバーレジリエンス法(CRA)が求める新たな義務
欧州サイバーレジリエンス法(CRA)は、IoT機器やソフトウェアなど、広範なデジタル製品を対象とした画期的な法規制です。
この法律の主な目的は、消費者が安心して製品を利用できる環境を整備し、製造者が責任を持ってセキュリティを維持する体制を構築することにあります。
2026年9月からは、製造メーカー向けに一部の義務化が開始される予定となっており、対応のための準備期間は残りわずかです。
特に第14条で定められている報告義務への対応は、組織的なプロセス構築が必要となるため、早期の着手が欠かせません。
第14条における報告義務の重要性
CRA第14条では、製品に悪用可能な脆弱性が発見された場合や、深刻なインシデントが発生した際の報告ルールが厳格に定められています。
製造者は、これらの事象を覚知してから極めて短い時間内に、欧州の当局(ENISAなど)に対して通知を行う必要があります。
もし適切な報告を怠った場合、高額な罰金が科せられるだけでなく、EU市場での製品販売が停止されるリスクも孕んでいます。
単に技術的なセキュリティ対策を施すだけでなく、「誰が、いつ、どこに、何を報告するのか」という法務・運用面の体制整備が不可欠です。
セミナーで学べる具体的な対策と最新動向
今回のセミナーは、「迫るタイムリミット、手遅れになる前に今やれること・やるべきこと」をサブタイトルに掲げています。
欧州最大の認証機関であるドイツのDEKRA社を招き、現地での解釈や実務上のポイントが直接解説される貴重な機会となります。
日本国内のメーカーが欧州市場で競争力を維持し続けるために、今まさに直面している課題への解法が提示されるでしょう。
産官学の専門家が集結する登壇者ラインナップ
本セミナーの大きな特徴は、政府、認証機関、セキュリティベンダーの各視点から包括的な議論が行われる点にあります。
経済産業省の担当官からは、日本政府としてのサイバーセキュリティ施策や国際連携の動向が語られる予定です。
DEKRA社の専門家からは、欧州における認証実務の最前線に基づいた具体的なアドバイスが提供されます。
さらに、セキュリティのエキスパートたちが、技術的な脆弱性管理の具体手法についても深掘りを行います。
セミナー開催概要
セミナーは東京都千代田区の会場にて、対面形式で開催される予定です。
参加費用は無料ですが、定員は先着80名と限られているため、早めの申し込みが推奨されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催日時 | 5月18日 14:00~17:30(開場 13:00) |
| 会場 | 一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA) 402・403会議室 |
| 所在地 | 東京都千代田区大手町1丁目1番3号 大手センタービル |
| 参加費用 | 無料(先着80名) |
| 主催 | GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社 |
プログラムと講師情報
セミナーでは、以下の専門家による講演およびパネルディスカッションが予定されています。
- Daniel Liu 氏(DEKRA testing and certification, Co., Ltd.)
- 北島 みづき 氏(経済産業省 商務情報政策局サイバーセキュリティ課)
- 大貫 良一 氏(アイティアクセス株式会社 ADV事業部 セキュリティエキスパート)
- 伊藤 公祐 氏(GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社 グローバル戦略部 部長)
各分野の第一人者が一堂に会することで、法規制の表面的な理解に留まらない、実戦的な知見を得ることが可能です。
申し込み方法について
参加を希望される方は、専用の申し込みフォームより手続きを行う必要があります。
こちらのGoogleフォームから必要事項を入力して送信してください。
定員に達し次第、締め切りとなるため、欧州展開を予定している企業の担当者は迅速な対応が求められます。
まとめ
欧州サイバーレジリエンス法(CRA)への対応は、もはや避けて通れないグローバル基準の課題となっています。
特に第14条の報告義務は、製造メーカーの事業継続に直結する重要な要素です。
GMOサイバーセキュリティ byイエラエが開催する今回のセミナーは、最新の規制動向を把握し、具体的な対策を講じるための絶好の機会です。
5月18日のセミナーを通じて、目前に迫るタイムリミットに備え、確実な一歩を踏み出しましょう。
