TikTokは、短い動画を通じて世界中のユーザーと繋がることができる非常に便利なソーシャルメディアプラットフォームです。

しかし、プライバシーの観点から、自分の投稿やプロフィールを不特定多数の人に見られたくないと考えるユーザーも少なくありません。

特にスマートフォンの位置情報や背景の映り込みから、プライベートな情報が漏洩するリスクを懸念する声も増えています。

自分の身を守りながら安全に楽しむためには、プライバシー設定を正しく理解し、必要に応じて制限をかけることが重要です。

本記事では、TikTokのアカウントを非公開に設定する具体的な手順と、設定時に注意すべきポイントについて詳しく解説します。

非公開アカウントにするメリットと公開設定との違い

TikTokのアカウントを非公開に設定すると、あなたが承認したユーザーだけがあなたの投稿を見られるようになります。

これにより、知らない人から勝手に動画を閲覧されたり、コメントを残されたりする心配がなくなります。

プライバシーを重視する場合、まずは公開アカウントと非公開アカウントの機能的な違いを把握しておくことが大切です。

以下の表は、それぞれの設定における主な違いをまとめたものです。

機能公開アカウント非公開アカウント
動画の視聴誰でも視聴可能承認済みフォロワーのみ
フォローの仕組み誰でも自由にフォロー可能所有者の承認が必要
デュエット・リミックス他ユーザーが利用可能他ユーザーは利用不可
プロフィールの閲覧誰でも閲覧可能一部情報のみ公開

非公開設定にすることで、自分のコンテンツを届ける相手を自分でコントロールできるようになります。

一方で、新しいファンを増やしたい場合や、広く拡散を狙いたい場合には不向きな設定であることも理解しておきましょう。

TikTokアカウントを非公開にする手順

それでは、実際にTikTokアプリを使用してアカウントを非公開にする手順を解説します。

操作は非常にシンプルで、数分もあれば完了します。

iOS・Androidアプリでの操作手順

まずはTikTokアプリを起動し、画面右下にある「プロフィール」アイコンをタップしてください。

プロフィール画面が表示されたら、右上にある「三本線のメニューアイコン」をタップします。

メニューの中から「設定とプライバシー」を選択してください。

次に、一覧の中から「プライバシー」の項目をタップします。

「アカウントのプライバシー」というセクションにある「非公開アカウント」のスイッチをオンに切り替えます。

これで、あなたのアカウントは非公開状態に設定されました。

ブラウザ版(PC)での操作手順

パソコンのブラウザからTikTokを利用している場合も、同様の設定が可能です。

公式サイトにログイン後、右上のプロフィールアイコンにカーソルを合わせ、「設定」をクリックしてください。

左側のメニューから「プライバシー」を選択し、「非公開アカウント」を有効にします。

ただし、TikTokはモバイルアプリ向けに最適化されているため、細かい設定変更はアプリ版から行うことを推奨します。

非公開設定にした際の影響範囲と注意点

アカウントを非公開に設定すると、これまでの運用方法とは異なる挙動が発生します。

設定後に「こんなはずではなかった」と後悔しないよう、以下の注意点を確認しておきましょう。

既存のフォロワーへの影響

非公開設定をオンにしても、既にあなたをフォローしているユーザーとの関係は維持されます。

つまり、既存のフォロワーは引き続きあなたの動画を視聴することができます。

もし特定の既存フォロワーに動画を見られたくない場合は、別途そのユーザーをブロックするか、フォロワーリストから削除する必要があります。

フォローリクエストの承認作業

非公開設定後は、新しいユーザーがあなたをフォローしようとすると「フォローリクエスト」が送信されます。

あなたは届いたリクエストを確認し、承認するか拒否するかを個別に判断しなければなりません。

リクエストを放置しておくと、そのユーザーはあなたの投稿を見ることができないため、定期的に通知を確認するようにしましょう。

共有機能の制限

非公開アカウントに設定されている動画は、フォロワー以外の第三者に共有することが難しくなります。

他のユーザーがあなたの動画を使って「デュエット」や「リミックス」を行うこともできません。

また、動画のダウンロード設定をオンにしていたとしても、非公開アカウントの動画は他人が保存できなくなります。

ビジネスアカウントを使用している場合の注意

TikTokには個人アカウントのほかに、分析ツールなどが利用できる「ビジネスアカウント」が存在します。

重要な点として、ビジネスアカウントのままでは非公開設定にすることができません。

もし現在ビジネスアカウントを利用しており、アカウントを非公開にしたい場合は、まず個人アカウントに切り替える必要があります。

個人アカウントへの切り替え方法

「設定とプライバシー」から「アカウント」を選択します。

「個人用アカウントに切り替える」をタップし、確認画面で承認してください。

切り替えが完了すると、前述した手順で非公開設定が可能になります。

ただし、個人アカウントに戻すと、ビジネスアカウント専用の分析データや一部の商用楽曲ライブラリが利用できなくなるため注意してください。

さらにプライバシーを強化するための推奨設定

アカウントを非公開にするだけでなく、以下の設定を組み合わせることで、より強固にプライバシーを守ることができます。

自分のアカウントを他人にすすめない

デフォルト設定では、TikTokのアルゴリズムによって「電話帳の連絡先」や「Facebookの友達」にあなたのアカウントがおすすめされることがあります。

知り合いにアカウントを知られたくない場合は、「設定とプライバシー」>「プライバシー」>「自分のアカウントを他人にすすめる」から、すべての項目をオフにしておきましょう。

連絡先の同期をオフにする

スマートフォンの連絡先データをTikTokと同期していると、予期せぬ形で知人に発見されるリスクが高まります。

「連絡先とFacebookの友達を同期」の設定から、同期を無効化し、過去に同期したデータも削除しておくことをおすすめします。

動画のコメントやメッセージの制限

非公開アカウントであっても、承認したフォロワーから誹謗中傷を受ける可能性はゼロではありません。

コメントを送れる相手を「友達(相互フォロワー)」に限定したり、ダイレクトメッセージの受信範囲を制限したりすることも検討してください。

特にダイレクトメッセージ(DM)の設定は、詐欺被害やトラブルを未然に防ぐために重要です。

よくある質問と解決策

非公開設定に関する、ユーザーから寄せられることの多い疑問についてお答えします。

Q. 非公開にするとこれまでの「いいね」はどうなる?

あなたが他のユーザーの動画に付けた「いいね」は、相手に通知されたまま残ります。

ただし、あなた自身の動画に付いていた「いいね」の数は、フォロワー以外からは確認できなくなります。

Q. 特定の動画だけを非公開にできる?

アカウント全体を非公開にするのではなく、投稿ごとに公開範囲を設定することも可能です。

動画を投稿する際の編集画面、または投稿済みの動画の「プライバシー設定」から「自分のみ」や「友達」を選択してください。

特定のプライベートな動画だけを隠したい場合は、この個別設定を活用するのが便利です。

Q. 検索結果に自分の名前が表示されるのを防ぎたい

非公開アカウントにしても、ユーザー名やIDで検索された際にプロフィール項目自体はヒットすることがあります。

プロフィール画像や自己紹介文に個人を特定できる情報を記載しないよう注意してください。

まとめ

TikTokは非常に拡散力の高いSNSであり、何気ない投稿がきっかけで大きなトラブルに発展するケースも少なくありません。

自分自身や家族のプライバシーを守るためには、アカウントの非公開設定は極めて有効な手段です。

今回ご紹介した手順を参考に、設定画面から現在のプライバシー状況を今一度確認してみてください。

「非公開設定」と「アカウントのおすすめ停止」を併用することで、より安全なTikTokライフを送ることができるはずです。

インターネット上のセキュリティ意識を高め、自分に合った最適な設定でSNSを楽しみましょう。